慢性痛と痛みの記憶
私たちの脳は過去の経験や記憶によって勝手に血管の収縮を命令することがあります。
血管が収縮すると血行が悪くなり、筋肉の酸欠状態から脳が痛みを感じるようになります。
また、痛みを記憶するのは脳だけではありません。
長期間、持続して痛みの信号が送られると、その信号は一種の記憶として中枢神経などの神経回路に残ます。
この記憶として残った信号は、痛みの原因がなくなったあとも(患部の炎症は治っても)痛みの信号を送り続ける場合もあります。
両脚を切断した患者が、ないはずの足の指に痛みを感じるという話を聞いたことがあるでしょうか。
存在しない足の指が痛い・・・。
これは明らかに脳や神経回路が記憶していた痛みの信号を送っているために起こる現象です。
ちょっとしたことでも激痛を感じたり、怪我が治ったあとも、いつまでも痛みが取れないというような慢性痛の症状はこのようなメカニズムによって発生すると考えられています。
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