骨盤の構造とゆがみについて

骨盤の形と構造

骨盤は腰の部分にある骨で、腸骨、座骨、恥骨と仙骨・尾骨に分けられます。

腸骨はヒップの立体感を形づくる「腰骨(こしぼね)」と呼ばれる部分で、腸や膀胱、子宮、卵巣などを保護している骨です。
そこから続く座骨はおしりの一番下にある骨で、 座ったときに床あたり上半身を安定させます。

恥骨は性器の少し上部にある骨で、洋服の上からでも触って確認できます。妊娠や出産などでずれやすい部分で、これらの3つを合わせて寛骨と言います。

骨盤の中央には逆三角形をした仙骨があり、その先端を尾骨呼びます。

骨盤はカラダの中心に位置しており、上には上半身を支える背骨、下には下半身の大腿骨が付いていて上半身の重さを下半身に伝えたり、上半身の動きによる重心の変化を股関節を 通してうまく調整して身体が倒れないようにバランスをとる役目もしており、文字通りカラダの「要」です。

骨盤のゆがみの種類と問題点

骨盤が前後にゆがむ

骨盤はいろいろな形でゆがみますが、そのゆがみ方によってカラダのトラブルは変わってきます。

正常な骨盤は地面に対して前へ30°ほど傾いていますが、骨盤が体の前に傾きが強い場合を前傾、後ろに傾きが強い場合を後傾と呼びます。

長時間座った状態が多い事務や運転手などには後傾の人が多く、ハイヒールをはく若者やスポーツ選手には前傾の人が多いですが、全体的には骨盤が後傾している人が多いようです。

骨盤が前傾しすぎていても後傾しすぎていても腰回りの筋肉に強い負担がかかるため腰痛の原因になります。

骨盤が左右にゆがむ

立っているときやソファに座っているときなどにカラダの右や左のどちらかに体重を乗せるクセがあると、重心が偏った状態になり骨盤が左あがりや右上がりの状態のままズレてしまいます。

カラダの土台である骨盤が左右不均衡になると、上半身も下半身もバランスが崩れます。

足の長さに違いが出たり、背中や肩、首の筋肉が緊張してコリや痛みが出たり、姿勢が悪くなったり、股関節に痛みが出てきたりします。

骨盤が開く

骨盤は前後・左右にゆがむことが多いですが、女性の場合は骨盤が緩んで開いてしまうことがあります。

出産時の骨盤の開きが出産後にうまく閉じることが出来ず緩んだままになったり、日頃身体を使わない生活を長く続けていると骨盤を締めて形を保つ役割を持つ靱帯が弱ってやせ細り、内臓の重みに負けて開いてしまいます。

骨盤は本来、正面から見ると逆三角形をしていますが、靱帯が緩んだ骨盤は四角形のような形に近くなります。

内臓が通常の位置より下にあると腸や子宮が圧迫され、や便秘、痔、月経不順などいろいろな問題が起こります。

仙腸関節と骨盤のゆがみ

仙骨は右と左にある腸骨を結ぶ役割をしており、そのつなぎ目部分は仙腸関節と呼ばれ、靱帯が寛骨と仙骨を結びつけています。

この部分は固定されておらず、外部からの圧力などで動きます。

仙腸関節が動くことによって腸骨が通常の位置からズレ、骨盤のゆがみの原因になります。

片方の骨盤が高くなっていたりカラダの前方・後方に傾いたりするのはこの仙腸関節のズレが原因です。

骨盤のゆがみを矯正するためにはこの仙腸関節は大変重要なポイントになります。

恥骨結節と骨盤のゆがみ

骨盤の上部は仙腸関節で仙骨と結びついていますが、下部はこの恥骨結節で左右の骨盤を結んでいます。

したがって上部の仙腸関節がずれると、それに伴ってこの恥骨結節もずれます。

また、この部分は出産の時には赤ちゃんが外に出やすいように開きます。

非常に小さい接合部分ですので、その他にも無理な開脚ストレッチで強い力を加えるとずれて恥あたりの痛みの原因になります。

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