骨盤Q&A

骨盤はどのような形をしていますか。

まず骨盤の全体イメージをお話ししましょう。  骨盤はバケツをのような容器のようなモノで、大きく分けて3つのパーツで出来ています。左右にある寛骨と、真ん中にある仙骨です。

これらの骨が仙腸関節と呼ばれる部分でつながっています。

仙骨には背骨がつながっていて上半身の重みを受け止め、寛骨は股関節を通して脚の骨(大腿骨)につながって下半身を支えています。

骨盤はどのようにゆがみますか。

3つのパーツに分かれた骨盤はそれぞれが独立して、または全体的にゆがみます。

左右にある寛骨が体の全面へ傾く前傾、後面へ傾く後傾などがあります。これが左右どちらかが前に、もう一方が後ろに傾くと骨盤全体がねじれた状態になります。

その他に左右どちらかの寛骨が上方(頭方向)にあがる、または足方向に下がるようなゆがみ方もします

仙骨は寛骨と一緒に前傾や後傾、ねじれなどにゆがみますが、仙骨単独でも同じようにゆがみます。その場合は恥骨や仙骨と寛骨のつなぎ目である仙腸関節部分に痛みを感じます。

ゆがんだ骨盤は背骨にどう影響しますか

骨盤のゆがみ方によって背骨はバランスをとるためにいろいろな形に変化します。

骨盤が右に傾くと背骨は体が倒れてしまわないように右に湾曲しバランスをとり、左に傾けば背骨は左に湾曲します。

このような姿勢は背中の筋肉に強いストレスを与え、腰痛や肩こりの原因になります。

骨盤が前方に倒れると背骨のS字カーブは強くなり腰の負担が増え、骨盤が後方に倒れると背骨のS字カーブが失われ一本の棒のような状態になり腰が歩行などによる衝撃を吸収できなくなり腰を中心とした全身に負担がかかります。

また、背骨には脊髄神経という体をコントロールする神経が通っています。

それは筋肉だけでなく、皮膚や内臓などあらゆる器官とつながっているので、背骨がゆがんでしまうとその中で脊髄神経が圧迫され体が発する情報を100%脳に伝えることが出来なくなります。

体の情報が脳に十分伝わらなければ問題が起こった部分に的確な対応が出来ず、痛みや不快な症状の原因になります。

骨盤のゆがみと姿勢はどのように関係がありますか

骨盤は上半身とか半身の中間に位置するため姿勢と大変密接な関係があります。

土台である骨盤が正しく位置していないと、その上にある背骨はまっすぐに立つことが出来ず、体も背骨に沿って不自然な姿勢をします。

たとえば骨盤の右側が下がっていると、体は右に倒れないように右肩を上げ左肩を下げるような姿勢をとります。

また骨盤が体の前方に強く傾いていると、おしりを後ろのつきだしたような姿勢になり、後方に強く傾いているとへっぴり腰のような姿勢になります。

私たちの骨格は左右均等で、背骨は後ろから見るとゆるいS字カーブをしているのが正しい姿勢ですが、上記のように骨盤がゆがむと体は倒れないようにバランスをとろうとして不自然な姿勢をとり、肩こりや腰痛などをはじめとしたいろいろな体の不具合の原因になります。

骨盤がゆがむとどんな不快症状が出ますか

骨盤は体の重心にあり、全体のバランスをとる重要な場所です。

この部分がゆがんでしまうと、バランスを保とうとして上半身や下半身の筋肉に強く緊張する部分が出来て肩こりや腰痛の原因になります。

たとえば骨盤が見側に下がるとそのままの状態では上半身も右に傾いてしまいます。それを補うために右肩を上げるような形をとりバランスを保とうとしますが、そのとき右側の背中や肩の筋肉はその姿勢を保とうとずっと力を入れています。

この状態が長く続けば次第にその筋肉は疲労し痛みやコリを発生さえるのです。

また、背中の筋肉が疲労することで頭痛、吐き気、めまい、首の痛みなどの症状も起こります。

骨盤がゆがんだことで起こる上半身のアンバランスは下半身の筋肉の使い方や歩き方にも影響し下半身の筋肉を痛めます。痛みやコリが出た脚の筋肉は座骨神経痛、膝の痛み、外反母趾、股関節痛などの原因にもなります。

女性の場合は骨盤が緩んで開いている状態も多く、その場合はイヤ超などの内臓が下がってきて膀胱や子宮などを圧迫します。

すると便秘や生理不順、冷え性、むくみなど女性特有の不快症状に悩まされるようになります

つまり骨盤がゆがみは全身に影響するといえます。

出産するとなぜ骨盤はゆがむのですか

妊娠すると女性の体は赤ちゃんが生まれやすいように、女性ホルモンを分泌して骨盤を締め付けている靱帯を緩めます。

そして出産時には骨盤は最大に開き、その後女性ホルモンの分泌が減ることで緩んで開いていた骨盤はゆっくりと閉じます。

そのときに元々腰が悪くて骨盤のゆがみがひどかったり骨盤を支えている筋肉のバランスが悪いと、妊娠で骨盤が緩んだときにそのゆがみがひどくなります。

そして出産後に強くゆがんだ状態のまま骨盤が閉じて固定されるので、出産前と比べて骨盤がかなりゆがんだ状態になりやすいのです。

出産後に骨盤矯正をするとどんなメリットがありますか

産後には女性の骨盤は広がっており、多くの場合それにゆがみが加わっています。

これが数ヶ月かけてゆっくりと元に戻るのですが、元々ゆがみがある骨盤の場合はこの緩んで広がっている時期に骨盤矯正をすることでとても簡単に骨盤を正しい位置に戻すことが出来ます。

産後に骨盤がゆがんだままにしておくと、骨盤の中にある臓器が圧迫されたり骨盤周りの血流が悪くなって月経不順、便秘、痔、尿漏れ、O脚、冷え性、腰痛、座骨神経痛、膝痛、むくみなど女性特有の症状を始め様々な問題を抱えることになります。

産後骨盤が閉じてくる数ヶ月以内に骨盤矯正をすることで、これらの症状を予防することが出来、さらに血行がよくなることで体の新陳代謝がよくなって太りにくい体質に変化します。

産後どのくらいで骨盤矯正を始めたらいいですか

出来るだけ早く始めるとそれだけ効果が出るのが早くなりますが、出産後1ヶ月くらいは体力が大変衰えているので、まずはその体力を戻すことに専念してください。

ひとりで運転したり外に出ても疲れないくらい体力が回復したら出来るだけ早く骨盤矯正を始めるといいでしょう。

産後1ヶ月経たなくてもでも体力が回復すれば矯正を初めても問題はありません。

出産後いつまでに骨盤矯正を受けるといいですか

出産時に開いた骨盤は6ヶ月をめどに徐々に閉じるので、産後6ヶ月以内に骨盤矯正をするのがベストです。

このようなことから、当院では産後6ヶ月以内の出来るだけ早い時期に矯正をするようにアドバイスしています。

もちろん半年以上立っても骨盤矯正は可能ですが、閉じてしまった骨盤を矯正するのは時間がかかります。

産後に腰痛がするようになりました。出産で骨盤がゆがんでしまったのでしょうか。

出産前後にはホルモンが出て骨盤まわりの靱帯がとても緩み、それを支えようと骨盤周りの筋肉が一生懸命働き緊張します。そのような状態の時にムリな動きをしたり不自然な姿勢をとり続けていると骨盤がゆがんでしまいます。

タダでさえ緊張している筋肉が、ゆがみによってさらなるストレスを受けるとで腰痛を引き起こしてしまうのです。

出産後の腰痛のほとんどがこのように骨盤のゆがみが原因です。

快整体院ではどのような骨盤矯正をしますか

基本的にはご自分で動いてもらう「操体法」を中心に施術します。

自分で動いて調整をするため、不快な痛みやムリな動きがあればすぐにやめることが出来るので安全です。

また、自宅でも出来る体操なども平行して行ってもらいます。

産後にO脚になったような気がしますが、骨盤矯正で治りますか

出産後にO脚になってしまうのは、骨盤の下部が開いて骨盤全体が四角形の形に近づいているためです。

元々骨盤は逆三角形の形をしているので、その骨盤にくっついている大腿部は膝が近づく方向に向かっていますが、骨盤ゆがんで四角形になっていると左右の大腿部は平行に近くなり膝はつかない状態になるのです。

従って骨盤が開いてしまってO脚になった場合は、その骨盤を閉じるような施術をすることでO脚は改善します。

出産後にストレッチをしていますが、腰痛がひどくなったような気がします

当院にも時々ストレッチや骨盤体操をして腰が痛くなった方がお見えになります。

そのような方の多くは股を広げるようなポーズのストレッチや体操を一生懸命に行って、左右の恥骨が離れる「恥骨結合離開」が起こったり仙腸関節がずれて痛みが出たりしているようです。

出産後は骨盤が緩んでいるためちょっとしたムリで上記のような症状がおきますので、ストレッチなどをする場合はゆっくりと骨盤に負担がかからない程度に行ってください。

快整体院 北九州のご予約は093-921-5515まで
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