知ってる？ロコモ運動

「ロコモ」をご存知ですか。ロコモティブシンドロームの略で、主に加齢によって骨や関節など運動器が障害をきたし、要介護となる危険性の高い状態です。

カレイや病気、怪我などが原因で、バランス能力や筋力の衰え、膝痛や腰痛などのためにつまずきやすくなったり、ゆっくりしか歩けなくなったり、足腰が弱ったと感じるようになったりしているのなら、ロコもの始まりかもしれません。

日本ロコモティブシンドローム研究会では、①片脚立ちで靴下がはけない②階段を上るのに手すりが必要③横断歩道を青信号の間に渡りきれないなどの症状があれば、ロコモの心配があるとしています。

同研究会ではロコモを予防する”ロコトレ”を提唱しています。今回は、そのひとつ「スクワット」をご紹介します。

まずは初級コース。

机に手をついて、椅子に座った状態から腰を浮かせる動作を繰り返します。

つかまり立ちできる人は、机に手をついてゆっくり立ち座りの動作を繰り返すとより効果があります。

それに慣れてきた人は、中級コースにトライしてみましょう。

肩幅より少し広めに両足を開いて立ち、そこから椅子に腰掛けるようにおしりを後ろに引きながらゆっくりと膝を曲げます。

この時、膝は90度以上曲げないように注意して、ここでも動作はゆっくりしてください。

動作が早いと効果が半減します。

ゆっくりするのがきつすぎる人は、一度初級コースのやり方に戻ってやり直しましょう。

５～6回を1セットとして一回3セット、これを1日1回はやりましょう。

ロコトレで筋力がついてきたら、腰痛・膝痛が軽くなります。

その他にも階段の昇り降りが楽になったり、歩行中のつまづきが減ったりしてからだを動かすのが楽しくなってきますよ。

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