コラーゲンとシワ

マツキヨなどの薬局にいくと、コラーゲンの入った化粧品やサプリメントが数多く売られていますね。

自分は男なので化粧品の棚などはスルーしますが、家内（40代）は食い入るように商品をチェックします。

「コラーゲンがお肌に浸透して皮膚のシワをとり、水分保湿作用でお肌は赤ちゃんのようにプリプリ」みたいなポップを見るとつい目がいってしまうんでしょうね。

実際のところどうなのかというと、クリームなどの化粧品に入っているコラーゲンは人間の皮膚と通り抜けて皮膚の下まで浸透することはないそうです。

なぜなら、コラーゲンの分子は皮膚の角質層より500～600倍も大きいからです。

どう考えても600倍も大きなものが皮膚の表面を通過して皮下細胞にまで届くとは思えませんね。

コラーゲンには保湿性がありますが、皮膚の下にある細胞まで浸透して皮膚を若返らせることは難しいでしょう。

それに、シワの原因になるのはコラーゲン不足ではなく、紫外線、タバコの煙、栄養素不足、生活習慣によるものがほとんどです。

つまり、コラーゲンが配合されている化粧水やクリームを使っても、一時的には肌に張りや弾性が戻ることでシワが少なくなったような気がするかもしれませんが、根本的に改善しているわけではないのです。

「コラーゲンが浸透してお肌が～」というようなことを書いてある化粧品はあまり信用しないほうがいいかもしれませんね。

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