かゆみは痛みの子分
かゆいという感覚は身近にあるものですが、実はかゆみの子分なのです。
痛みとかゆみの神経は同じなので、痛みの神経に麻酔をするとかゆみは起こりません。
また、一般に痛みほどではない弱い刺激でかゆみは起こります。
かゆみは精神的な影響を受けやすく、温度が上がり血行が良くなるとかゆみが強くなります。
かゆいところをかけばかゆさが治まるのは、痛みを起こす別の刺激によってかゆみの感覚が消えるからです。
また、体温が上がればかゆみがひどくなるので、かゆいところを冷やしたり気分転換して注意をそらしたりするのも良い方法です。
やせたお年寄りに多い老人性そうよう症は、冬風呂の後に電気毛布などであたたかくして寝ると全身がかゆくなる症状です。
これは皮膚の脂腺と汗腺の分泌機能が低下して脂っ気がなくなって乾燥するために起こりますので、クリームなどで肌の乾燥を防ぐとよいでしょう。
そのほか日常生活の注意点として電気毛布の使用をやめる、アルコールや香辛料など体が熱くなる食物をひかえるなどを心がけることも大切です。
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