腰痛や膝の痛みが即解決!中高年のための体を治す歩き方講座 part 5
すねのねじれは足にも影響する
前回は、多くの日本人は膝から下の脚がねじれており、そのために歩くときに体に負担がかかるという話をしました。
ところで、脚の先に付いている「足」にはいくつの骨で出来ているかご存知でしょうか。
実は28個の骨がきれいに組み合わさってできています。
この足は、体重の何倍もの重さに耐え、不安定な体を上手にバランスをとっている体の中で一番の働き者なんです。
しかし、その過酷な条件と複雑な骨の組み合わせで歪みやすいところでもあるんですね。
だから足の上にある骨脚(すねの骨)がねじれていると、足にも問題を起こすんです。
脚の骨が内側にねじれた状態で脚に負担をかけた生活を続けていると、くるぶしの下辺りにある骨が正常な位置からずれて内側に入り込んでしまうことがあります。
そうすると足は平たく変形し、偏平足や外反母趾の原因となってしまいます。
外反母趾や偏平足は、足回りの筋肉が弱って足のアーチを支えることができなくなったために起こると言われています。
しかし、それ以外にもすねの骨のねじれが原因で足の28個の骨がそれぞれひずむという現象も、原因の一つとして考える必要があるんです。
膝が内側に向いている人は内側にあるくるぶしのすぐ下を指で押してみてください。
痛くないですか?もし痛みを感じるならあなたの足の骨はズレている可能性が高いですよ。
痛みがなくても、見た目が内側に出っ張っているようなら、それもズレている可能性があります。
日本人は脚がねじれている人が多いので、それにともなって足の骨にズレがある人も多いでしょう。
この足の骨のズレは自分でも治せますよ。
押すと痛い部分の反対側(くるぶしの外側)から痛い部分へ向けて親指などで軽く押さえるだけです。
押さえる時間は30秒~60秒ほど。
押した後にもう一度内側の痛い部分を押してみてください。
痛みが減っていたり、消えていたりすれば足の骨が元に戻っています。
ただし、根本的に歩き方が悪ければまたすぐに骨はズレてしまいます。
しかし、悲しむことはありません。
私たちの体にあった「正しい歩き方」をすれば、足の骨のズレだけでなく腰痛やひざ痛も防ぐことが出来ますよ。
次回は日本人の体にあった歩き方をご説明します。
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