腰にやさしい座り方 Part1
慢性腰痛をお持ちの方は、整体や治療を受けてもその効果が続かなくて悩んでいらっしゃる場合が多いですが、その方々のお話を聞くと日常での座り方に問題がある場合がよくあります。
つまりせっかく整体院などで調整しても、自宅や職場で悪い座り方をしてまた筋肉を痛めてバランスを崩しているのです。
私たちは一日の中でかなりの割合を座って過ごしています。
ドライバーやパソコン作業を中心にする方などは1日の大半を座って過ごしていますし、日常生活でもご飯を食べたりテレビを見たりと座ってすることがとても多いのです。
1回の座る時間が短ければそれほど問題になりませんが、長い時間悪い座り方をしていると腰や背中に高い負担がかかり腰痛や肩こりの原因となります。
そこでこのページでは体に負担の少ないよい座り方を解説します。
体によくない座り方
体に悪い座り方とは、座ったときに骨盤が寝てしまい背中が丸まるような座り方ですが、私たちの多くがこの座り方をしているのではないでしょうか。
図のように椅子に浅く腰掛け、背もたれに寄りかかると骨盤が後ろに傾き、仙骨で体を支えている状態になります。
仕事で車の運転をしている場合はシートが骨盤を後ろに傾けて腰が丸まる姿勢になりやすい形状になっていますし、パソコンをしている場合も画面に集中していると次第に上体が前のめりになって腰が丸まるような姿勢が多くなります。
これでは腰や背中の筋肉が椅子に座っている間中ムリに伸ばされた状態なので筋肉は次第に疲労し痛みを引き起こします。
疲労して痛みが出た筋肉はそのまま放っておくとやがてガチガチに硬くなり、ひどいときはぎっくり腰でしばらく動けなくなる場合もあります。
その他にも背中を丸めた姿勢は、首が体の前に垂れるので肩こりの原因にもなりますし、何より内臓が圧迫され呼吸も浅くなってしまいます。
体によい座り方とは
腰に負担がかからない正しい座り方とは横から見たときに背骨がS字型に近い姿勢が出来る座り方をいいます。
立っているときほどきれいなS字カーブにはなりませんが、出来るだけ近づけることが大切です。
それではどのようにすればそのような座りかたができるのでしょう。
そのポイントは骨盤と座骨です。
座るときに骨盤を立たせて座骨で座る意識をもつのです。背筋を伸ばし、骨盤を立てて座骨2点で体を支えるように座ると背中や腰の筋肉にかかる負担は最小限で済みます。
さらにおなかをへこませ、肩甲骨を軽く背骨側に寄せてあごを引くとよいでしょう。
この座り方をすると横から見たときに、耳、肩、骨盤を結んだ線が一直線に見えます。
ただしこの姿勢をずっと続けるとかなり疲れます。
その場合には背もたれに寄りかかって休んでもかまいませんが、背中と腰をしっかり背もたれに密着させ(脚を投げ出すような格好をしない)骨盤が後ろに傾くことを防ぎましょう。
どうしても脚を前に投げ出すような格好をしなければならないドライバーの方は背もたれに腰のS字カーブができるようなクッションをするといいですし、事務やパソコンで長時間座ることが多い方は適度に座り直しをして筋肉の血流を回復させ、そのときに骨盤の立ち方を調整するとよいでしょう。
快整体院で施術を受けると
骨盤の調整をしないまま座る姿勢だけを正しくしようとしても、筋肉がアンバランスのままなので座っているのが辛くなりすぐ元の悪い座り方(背中の丸まった姿勢)をとってしまいます。
しかし当院で施術を受けることで骨盤周りの筋肉バランスが整い座りやすくなるので、ムリをせず自然に正しい座り方を続けることができるようになります。
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