腰痛と腹筋の関係
腹筋の強い人と弱い人とでは腰にかかる負担がどう違うのでしょうか。
当然、腹筋が強い人よりも弱い人のほうが腰に負担かかかります。
腹筋が弱くてぜい肉かついているような人は、腹筋が強い人よりも体を腰で支えることになります。
でないとバランスかとれなくなり、前に倒れてしまうからです。
腹にぜい肉がついて重くなると、腹筋は弱くなり腰をサポートする力が減るため、重くなった分の“倍以上”の負担が腰にかかるといわれています。
腰痛を予防する意味でも、肥満は大敵だといえますね。
そのような人は、腹筋をつけると腰にかかる負担は減ります。
北海道にある清涼飲料会社の営業所では、重い瓶や缶を運ぶ作業のため、以前は腰痛を訴える会社員が続出していました。
そこで全社をあげて腰痛対策の運動をはじめたそうです。
毎朝15分、腰痛に関係する腹筋や背筋などを重点的にきたえ上げる、ちょっとハードな運動ですが、この結果、それまで50%近かった社員の腰痛発生率か激減し、最近では1パーセントまで減らすことに成功したというから驚きです。
あなたも、腰痛で悩んでいるのなら、まずは腹筋から鍛えてみてはどうですか。
毎日同じ時間にテレビでも見ながら3~5分間程度でも十分効果はあります。
腹筋トレーニングの方法は年齢や腰痛の具合によって変わりますので、ご自身で色々と試して自分にピッタリあったものを見つけ出してくださいね。
わたしは毎晩寝る前に、仰向けで寝た状態から両脚を上げ下げするトレーニングをしています。
結構キツイですが、「腹筋を鍛えているぞ!」という感じがして楽しいです。
なお、筋肉の衰えが激しいお年寄りには、運動はかえって腰痛を悪化させる場合もあり、おすすめできません。
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