5千年前も胃が痛かったらしい・・・
アイスマンをごぞんじですか。
氷が大好きな男性ではなく、約5千年前にアルプスの氷河のあるところで死んだ後そのまま冷凍ミイラになり、近年保存状態がとてもよい形で見つかった古代人です。
「世界びっくり?」みたいなテレビ番組で繰り返し題材になっているので知っている人も多いかと思います。
そのアイスマン、自然死ではなく争いか何かで殺されたそうなのですが、それはさておき、1月8日付の米科学誌サイエンスで「アイスマンの胃からピロリ菌が見つかった」と発表されました。
胃潰瘍や胃痛の原因になりうるこのピロリ菌、発見は結構最近の1983年なんですが、5千年も前から私達人間を苦しめていたとは驚きです。
このアイスマンも食事のたびに胃のムカつきやお腹の張りなんかに悩まされていたんでしょうね。
私も昔から胃が弱くて、数年前にピロリ菌の検査をしました。
それまで結構胃の不調に悩んできたので、「おれはピロリ菌持ちだ!」と絶対的な自信?を持っていましたが、結果は感染なし。
私の胃の不調はピロリ菌のせいではなく、逆流性食道炎だったとその時初めて知りました。
現在は、ピロリ菌があったとしても除菌できるので安心です。私の逆流性食道炎も薬でコントロール出来ています。
でもこのアイスマンが生きていた頃は薬草くらいしかなかったと思うので、胃が痛くてもじっと我慢していたんでしょうね。
5千年前に生まれてなくてよかったとつくづく思います。