腰痛の症例-1(脊柱管狭窄症)
脊柱管狭窄症で腰痛や足のしびれで悩んでいる方が遠方からいらっしゃいました。
若い頃から腰痛持ちだったのですが、一年前から特にひどくなり100mも歩くと痛くてしゃがみ込むほどだと言っていました。
ご自分で腰痛体操などをされているということで、体を診ても腰の高さや肩の高さはそろっています。
ところが、骨盤がかなり右回りにねじれています。
その影響で股関節や足の長さがそろっていませんでした。
おそらくこれが根本原因であろうと考え、骨盤を中心に施術。
自宅ケアとして操体法の「膝倒し」をしてもらうことにしました。
膝倒しとは仰向けで寝て、両膝を立てた状態から左右に膝を倒す体操です。(詳しくはこちらのページ内にある「基本動作 膝倒し」を御覧ください)
膝を倒すと結構痛みが出ていましたが、仕事の合間や自宅でしっかりやっていたそうです。
昨日来院されたので腰の調子を聞いたところ、当初の痛みが10だとすると今は4ぐらいと言われていました。
まだ痛みはあるけれど、前のように痛くて歩けなくなることはなくなったとのこと。
しばらく歩くと痛みが出る腰痛は病院では脊柱管狭窄症と診断される事が多いようです。
脊柱管狭窄症とは脊椎の中の空間が狭くなることで神経が圧迫され、足や腰に痛みが出る症状です。
整体では狭くなった脊柱管を広くすることは出来ませんが、腰回りや脚などのコリを取ったり骨盤の歪みを矯正することで痛みを改善することが出来ます。
この方は1年前、病院で手術を勧められたそうですが、このまま順調にいけば手術はしなくて済みそうです。(^^)