王様の難病を治したモロヘイヤ

最近、健康野菜として人気が高まっているのがゴーヤとモロヘイヤ。

今回は、世界三大美人の一人、クレオパトラも常食していたと言われるモロヘイヤについてです。

モロヘイヤは地中海地方原産の野菜で、エジプトなどでは古代から栽培されています。

エジプトには「どんな薬を飲んでも治らなかった王様の難病がモロヘイヤのスープで治った」という古代からの言い伝えがあり、モロヘイヤをアラビア語で「王様の野菜(ムルキーヤ)」と呼ぶようになったようです。

だが、実際は王様だけに食べられていたのではなく、古来、エジプトで日常的に食べられていた庶民の味だったそうです。

日本には、1980年代にはいってから栽培されはじめましたが、難病を治してしまったという逸話もモロヘイヤの栄養成分を分析すると「真実」であったのではないかと思えてきます。

それほど優れた健康野菜なんです。

まず、がん予防効果のあるカロテンの含有量はホウレンソウの2倍以上。

免疫力を強化するビタミンCはミカンの約3倍も含まれています。

また、カルシウムや物忘れを防ぐビタミンB1、脳の血行を良くする葉酸、余分な塩分を排出するカリウム、抗酸化作用のあるケルセチンなども豊富で、まさに「王様の野菜」の称号にピッタリ！　

今年の夏はモロヘイヤを食べて老化防止、生活習慣病の予防に努めてはいかがですか。

モロヘイヤをパウダーにし、そば、うどんなどの麺類やパンなどに加えてはいかがでしょうか。

粉末のモロヘイヤも市販されており、それを使って即席スープ、お茶、ふりかけや、せんべい、クッキーなどのお菓子類にも加えて見てもいいでしょう。

その他にも天ぷらやフライの衣に混ぜたり、赤ちゃんの離乳食にも活用できます。

そのままだとスープやおひたし、いため物、天ぷらなどでいただくなど、レシピの幅も広いですよ。

和風にも合う食材なので、普段の料理に多いに活用したい食材ですね。

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