メタボ予防の新事実
メタボ予防などで肥満に気をつけている方が増えていますが、最近の調査では、過体重(太り気味)の人が最も長生きするという結果が得られているのをご存じですか。
宮城県大崎市の5万5千人を対象に、95年から12年間にわたって調べた結果、40歳時点の男性で最も平均余命が長いのは過体重(BMI25~30)の人で41.64年。
最も短いのは痩せ(同18.5未満)の人で34.54年。
普通体重(同18.5~25)は39.94年。肥満(同25以上)は39.41年でした。女性もほぼ同様。
台湾での調査でも、死亡率が最も低かったのは男女ともBMI24~25.9のグループでした。
さらに1999年から2005年までに10万人以上を調査してきた和田高士医師も「小太りのほうが健康にいい」と太鼓判を押しています。
「痩せ」の人平均寿命は、もっとも余命が長かった「太り気味」の人より7年程度短命という結果も出ています。
健康診断を受けると必ず「痩せ気味」と診断される私にとって、ちょっと心配な結果ではありますが・・・。
太めの人は痩せている人に比べて免疫力が高く、感染症にもかかりにくいそうです。
またコレステロール値も高いほうが、頑丈な体を作るのに不可欠な細胞膜やホルモン、ビタミンDを多く作ることができるという理由から「太り気味」の人のほうが長生きするそうです。
メタボ検診で引っかかるのはちょっと恥ずかしいですが、長生きを望むなら、プライドは捨ててちょっと太めになれとということですね。
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