「そば」を食べて健康長寿
昔から「そば好きは長生き」ということわざがあります。
これはそばが長いので長生きができるという語呂合わせではなく、そばには脳や体の老化を防いで寿命を延ばす成分が多く含まれており、理想的な健康長寿食なんです。
その中心となる栄養素が「ルチン」。
このルチンには強力な抗酸化作用があり、細胞が酸化して老化するのを防ぐ働きがあります。
さらに、毛細血管の強化・保護・血流の改善・糖尿病、動脈硬化、脳梗塞などの生活習慣病の予防にも効果的なんです。
体内の血行がよくなれば、腰痛や膝痛・肩こり改善の可能性も十分あります。
ルチンは別名をビタミンPといい、上記の効果以外にも血圧降下、脳細胞の活性化作用、疲労回復、膵臓機能の活性化、記憶力の強化などが期待できます。
平安時代の『医心方(いしんほう)』という書に、そばの薬効について「五臓の汚れをよく清める」とあり、当時から
内臓の老化防止作用があることが分かっていたようです。
ルチンは水溶性なので、ゆでたときに湯の中に溶け出すので、そば屋さんで「そば湯」を飲むのは理にかなっているんですね。
また、そばの健康食品としての効果を高めているのが薬味。
薬味であるネギにはビタミンCやE、カロテンなどが多く含まれていますし、海苔にはアミノ酸、カロテンなどが豊富です。
こんなに色々と健康によい栄養素が入っているそば。これを食べない手はありません。
今日からそばを食べて健康長寿になりましょう。
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