痛いっ! その腰痛・膝痛、もしかしたら痛風かも?
「痛風」という病気をご存じですか。
体の関節などがものすごく痛くなる病気ですが、足指の痛みが多く、圧倒的に男性に多い(97~98%)のが特徴です。
私の周りにも何人か痛風の人がいましたが、痛々しく歩く姿が印象的でした。
本人曰く、「死ぬほど痛い」病気だそうです。
痛風で痛みを感じるのは、食べ物や飲み物から体内に入ってきた尿酸が体の中にたまり、それが結晶になって関節を刺激するためです。
この症状を放っておくと激しい足指の痛みを繰り返し、さらに皮膚にこぶのようなものができたり、腎臓の機能が落ちたりしてきます。
風が吹いただけでも痛みを感じるというほど痛いので「痛風」と名付けられたと言われています。
痛風は、太ったお金持ちで美食家がなるというイメージがありますが、最近では20歳以降の男性で多く発生しているようです。
この若者の間で発生している痛風は、ビールの飲み過ぎやジャンクフードの食べ過ぎが原因かもしれません。
ビールのCMでもおなじみの「プリン体」は、代謝されると痛風の原因といわれる「尿酸」に変化しますので、
ビールを大量に飲めばプリン体はたくさん体の中に貯まることになります。
痛風になりやすい人の特徴は、仕事によるストレスを多く抱えている人、激しい運動でエネルギー消費が激しく、食事量の多い人、肥満の人などです。
痛風にならないためにも、プリン体を過剰摂取してしまわないようにすることが大切。
ビールの飲み過ぎを控えたり、レバー、白子、あんこう肝酒蒸し、カツオ、大正エビなどプリン体のたくさん入っている食べ物は控えるなど、食生活に気をつける必要があります。
それから、尿酸の体の外に出すために水分をたくさん飲んでたくさんおしっこをしましょう。
水は塩素の入っている水道水より、体にいいミネラルウォーターがいいですね。
どうせなら良い水を飲んで健康になりませんか? おすすめはこちら「白川水源水」
その他にも野菜、いも類、海藻類などのアルカリ性食品摂ることで尿酸を溶かす事が出来るので、それらを意識して食べてください。
痛風は長く苦しい状態が続くとてもやっかいな病気なので、普段から健康診断を受けて尿酸値をしっかり把握ておくことが大切。
あなたは自分の尿酸値を知っていますか。
「えっ~と・・・」と思った方は、早めに健康診断を受けましょう。
それを踏まえて、食事を含めた正しい生活習慣を実行し、肥満にならないようにするだけでも痛風を防ぐことができますよ。
ちなみにわたしはビールが好きなので毎年、基本検診を受けて尿酸値などをチェックしています。
「膝が痛い、腰が痛い」と当院の整体を受けにいらっしゃる方の中に、時々痛風持ちの方がいます。
痛風は膝痛、腰痛の遠因として考えられるので、そのような方にはまず食生活を正してもらうことにしています。
乱れた食生活をしていては、どんなに体を調整してもつらい症状は改善しません。
食生活を改善して体重が落ちるだけでも痛みが結構和らぐので、足腰が痛い人は是非、食事を見直すことを始めてみましょう。
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