腰痛や膝の痛みが即解決!中高年のための歩き方講座 part 4
すねのねじれも腰痛・膝痛の原因の一つだった
足と脚・・・。
違いはお分かりでしょうか。
「英語で言うとfootとlegの違い」と言われても余計わかりにくいかもしれませんね・・・。
足はくるぶしから足の指にかけての部分で、脚は腰からくるぶしの上までを指す言葉です。
前回、日本人の骨盤は欧米人・アフリカ系の人々と比べ前傾しているので腰が痛くなりやすいというお話をしましたが、その他にも歩き方に影響する違いがあるんですよ。
それは・・・「脚」です。
実は日本人の脚はねじれている人が多いんです。
正確には膝から下のすね骨がねじれています。
ここがねじれていると、つま先と膝頭の方向が一致しません。
試しに足が自然にハの字に開いている状態で立って、膝とつま先を見てください。
膝(膝の皿)が向いている方向と、つま先が同じ方向を向いていますか。
多くの人の膝はつま先より内側を向いているハズです。
私の膝もすこし内側を向いています。
このねじれはけっこう微妙な場合が多いので、じっくりと見て下さいね。
ただし、偏平足の人はつま先と膝が同じ方向を向いていても、すねの骨がネジれている場合もあるので注意が必要。
あぐらをかけない、またはかきつらい人は足が内側にねじれている可能性が高く、ぺちゃんこ座り(正座をした時に、おしりが地面につく座り方)が出来ない人は脚が外側にねじれている可能性が高いでしょう。
このねじれも歩行に影響します。
膝が内側を向いていると、歩行の時に脚が地面に着地した時に、その衝撃でさらに内側に動くため
前進しようとする身体のブレーキになるのです。
あなたはスキーをしたことがありますか。
初心者がスキーで斜面を滑り降りるときに習うのはハの字滑りですよね。
スキーをしたことがない人でもスキー板をハの字にしながら滑っている姿を見たことがある人は多いのでは。
このハの字滑りはブレーキをかけながらすべることができるため、初心者でも割とラクに斜面を滑ることが出来るやり方です。
このハの字は、ねじれた脚が内側に向いているのと同じ状態だと思いませんか。
つまり膝が内側を向いている状態で歩くのはスキーのハの字滑りのようにブレーキをかけながら歩いているようなもので、大変エネルギー効率が悪いです。
ブレーキをかけながら歩くわけですから、足や脚にかなりの負担がかかることが想像できますよね。
私の経験で言うと、膝が痛いという患者さんの脚はねじれている場合がかなり多いです。
膝から下がねじれているため、歩くことで膝を痛めてしまったのでしょう。
そのような患者さんには膝が進行方向に向くような歩き方を指導しています。
それは膝が外側に向くよう、つま先を少し外側に広げて歩く方法です。
つま先がまっすぐの時に膝が内側を向いている場合、つま先を外側に向けることで膝が真っ直ぐ前を向くようになります。
膝が進行方向にしっかり向いていれば膝に掛かる負担が減るので痛みは減ってきます。
ただし、膝があまり外に向きすぎているのもよくないですね。
歩行時のつま先の角度は進行方向に対して最大15度くらいまでが理想。
それ以上足の角度が広げたら「がに股歩き」になってしまいますよ。
ガニ股だと足が着地した時にやはり前進するときにブレーキが掛かってしまうし、なにより歩く姿がカッコ悪いです・・・^^;。
足腰を守りながらも美しく歩きたいものですよね!
膝から下が捻れている人は、このつま先15度を意識して歩いてみてはいかがでしょう?
次回は脚のねじれから来る足の問題についてお話します。
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