中高年の腰痛、膝の痛みがみるみる良くなる「正しい」歩き方 part3
歩けば歩くほど痛くなる??日本人の骨盤
突然ですが、日本人の骨盤は欧米人やアフリカ系の人と比べて何が違うと思いますか。
「欧米・アフリカ系のほうがカラダが大きいので、骨盤の大きさが違う!」
確かにオランダ人やアメリカ人などは日本人より大きい人が多いですが、イギリス人など日本人とあまり変わらない体格の国民もいます。
それでは何が違うかというと
「骨盤の傾き」なんです。
この骨盤の傾きがウォーキングをしているときに重要なポイントとなります。
欧米・アフリカ系の人たちの骨盤は「前傾」しています。
骨盤の上のほうが前方へ、骨盤の下の方が後方へ傾いているのでおしりがプリっと上を向いた感じになっています。
それに対して日本人の骨盤は「後傾」しています。
つまり骨盤の上の方が後方へ、下の方が前方へ傾いています。
欧米・アフリカ系の人とは傾き方が逆なんですね。
お年寄りの背中から腰かけてが平たくなっている事が多いですが、これは骨盤が強く後傾しているために起こっています。
欧米・アフリカ系の人のおしりがプリっと突き出ているのはお尻が大きいからだと思っている人が多いと思いますが、そうではないんです。
この後傾した骨盤が歩く時に問題になるわけです。
現代人の歩き方(欧米的な歩き方)は膝を伸ばして前に振り出しますが、腰が引けている場合(骨盤が後傾)は膝から下がブレーキになって前に進みにくいのです。
試しに腰を引いて体をくの字にしたまま歩いてみてください。
どうですか、前に出した足がつっかえ棒のようになって前に進みにくいでしょう。
腰を引いた姿勢は骨盤が後傾した状態なんです。
これで歩いていると前に進みににくいので、無意識に足腰に力をいれてしまうんですね。
当然、歩くたびに衝撃が膝や腰に来ますし、余分な力を入れて歩くので脚の筋肉がはやく疲れます。
これを1日数千回も繰り返すわけですから、体にいいわけがありません・・・。
ウォーキングをすればさらにカラダに負担がかかります。
このように骨盤が後傾している体は前に進みにくいんです。
「歩けば歩くほど疲れる体」と言ってもいいかもしれません。
この後傾した骨盤は、私達の腰痛にも深い関わりがあります。
骨盤がしっかり前傾して、腰にS字がしっかり出来ている場合は、少々前かがみで作業しても腰回りの筋肉に負担はそれほどないんです。
しかし骨盤が後傾している場合、ほんの少し前かがみになるだけで強い力が腰に集中するので腰を痛めやすい。
日本人の骨盤は後傾気味なので、腰痛や膝が痛くなりやすい体つきと言えますね。
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