痛い時にイライラするわけ

頭痛や慢性痛をお持ちの方は長く続く痛みでイライラした気分になったことはありませんか。

どうしてイライラするんだろうなんて考えたことはあまりないと思いますが、これにはちゃんとした理由があります。

体の痛みは、痛みの信号が脊髄を通って脳の大脳皮質に届き痛いと感じますが、その信号の通路は主に2種類あります。

痛みが起こったとき、まず痛みの場所や強さを知らせる信号が直行ルートで素早く脳に届きます。

もう一つは直行ではなく寄り道をするルートを通りますので、脊髄や脳のあちこちに立ち寄ってから大脳皮質に届きます。

この寄り道ルートに乗った痛みの信号がイライラの原因なのです。

大脳の中には自律神経や情緒、本能と言った動物的な活動をコントロールしているところがあり、寄り道ルートの傷みの信号はここへ途中下車し、それらの部分に刺激を与えるわけです。

その結果、痛みに伴って腹が立ったり恐怖や不安など不快な感情が起こりますが、その他にも血圧が上がったり脈拍の増加、食欲や睡眠などにも影響があります。

このように痛みによって不快な思いをすることで、私たちは二度と同じ痛みを感じたくないと思うようになります。

この感情によって私たちは自分の体を損なうような痛みを学習し、回避することができるようになっています。

人間は忘れやすい動物ですので、このように感情に訴える複雑な危険回避メカニズムも持っているんですね。

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