遅い痛みと速い痛み
テーブルの角や脚などで誤ってスネを打ったときの痛さは何とも説明しがたいものがあります。
特にしばらくしてから感じる痛みは涙が出るほど痛いですよね。
スネは昔から弁慶の泣き所と言われているくらい痛いところですが、これはスネを打ち付けたときに2回痛みを感じるからなのです。
通常カラダのどこかを打つと表面の痛みを感じるだけですが、スネの下は皮一枚をへだてて骨があるので、スネを打つと体の表面の痛み(浅部痛)に加え、骨の痛み(深部痛)の2種類の痛みを感じます。
浅部痛は毎秒約20mで、深部痛は毎秒約1mの早さで信号が脳に送られますが、その差毎秒19mがスネを打ったときに本格的な痛みがくるまでのわずかな空白なのです。
この2種類の痛みはスネだけでなく他の部分でも感じる場合があります。
それはナイフなどで指を切ったときに感じる痛みです。
指を切ったときは一瞬チクッとしますがこれは浅部痛で、そのあと少ししてじくじくと本格的な痛みが襲ってくるのが深部痛です。
しかしながらこの深部痛は組織の損傷によって痛みを起こす物質が発生することで感じる痛みですので、キズが治って発痛物質が出なくなれば自然とおさまります。
当院では腰痛や座骨神経痛などの慢性痛もこれと同じ発痛物質の発生による深部痛と考えており、この発痛物質が出なくなるように整体施術をすることで慢性痛を改善します。
腰痛・膝痛・肩こりなら北九州の整体 快整体院 北九州