痛みの個人差
腰痛や肩こりなどの一般的な「痛み」の感じ方の程度を調べるのに2つの基準があります。
一つは痛みを感じ始める「痛みの下限」です。
すぐに「腰が痛い」「肩が痛い」などとちょっとしたことで痛がる人はこの下限が低いと言えます。
もう一つはこれ以上がマンできないという「痛みの上限」です。
一般的に若い方が痛がりで、65歳以上になると生理的にも鈍くなり、手術後の鎮痛剤の平均使用量も少なくて済みます。
また職業別ではサラリーマンやOLは痛がりで、肉体労働が多い人は痛みに強い傾向があります。
その他にも一日のうちで痛みの感受性に変化があると言うことが分かっています。
仕事や家事をしている人は、一般的に朝10時頃一時的に痛みの下限が高くなり痛みが軽く感じられ、夕方6時頃逆に下限が下がりだし今までの痛みがさらに痛く感じられるようになります。
このように痛みの下限は“生理的”な問題であるのに対して、上限は“心理的”な要素が強いようです。
つまり痛みの上限はがんばりで上げることが出来ます。 つまり少々の痛みにめげずがんばっていると痛みを苦痛と感じなくなるように出来るのです。
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