マットレスで腰痛が治るって本当?

睡眠 ベッド

突然ですが、夜はよく寝られていますか。そして朝はスッと起きていますか。

当院(快整体院)は腰痛の患者さんがたくさん来られますが、その中には「夜中に腰が痛くて熟睡出来ない」「朝起きたときに腰が痛い」という症状の方が多くいます。

朝起きた時に腰が痛い時、体のゆがみや筋肉の硬さなどの原因もありますが、私の経験上それ以前に寝具に問題がある場合が多いですね。

私達は人生の約3分の1を睡眠時間に当てています。

そんなに長い時間を布団の上で過ごしているわけですから、体にやさしい寝具を選ばないとからだに負担がかかってしまいます。

マットレス

たとえばマットレス。

寝るときにマットレスを使っている人は多いと思いますが、マットレスの選び方には男女差があるって知っていましたか。

男性は女性と比べると体が大きめで体重が重い人が多いため、硬めのマットレスを好ます。

それに対して、体が小さく筋肉の少ない女性には柔らかめのほうが体にフィットするため柔らかめを好みます。

柔らかめのマットレスといえば低反発マットレスが有名ですね。

この低反発マットレス、女性に結構人気だそうです。

ホールド感のある低反発で体を包み込まれると安心感を得ることができるという面が女性に選ばれる理由とか。

柔らかすぎるマットレスには気をつけよう

ただし、いくら体にフィットするといっても柔らかすぎる低反発マットレスは要注意。

柔らかすぎるマットレスは寝ている間に腰の部分が沈み込みやすく、腰に負担がかかります。

また、寝返りが打ちにくいため、何時間も同じ姿勢のまま寝てしまうことになり、これもまた体の痛みの原因になります。

特に体重が重い男性が柔らかめの低反発マットレスを使うのはあまりおすすめ出来ません。

低反発マットレスを使う場合は、体のことを考えて沈み込みすぎない製品を選びましょう。

実際、寝起きに腰が痛い人の話を聞くと、柔らかい寝具を好む人が多いです。

「寝ると腰が痛いなぁ」と感じている人は、まずマットレスを少し硬めなものに変えてみてはいかがでしょうか。

私が知っているだけでも、マットレスを硬めに変えただけで腰の痛みが減ったという人は結構いるんですよ。

長い時間使うものですので、できるだけ自分の体型に合わせた心地よいものにこだわってしっかり選んでください。

安いマットレスには注意!

選ぶときにあまり安い商品を選ぶのはよくありませんよ。

低反発マットレスの場合、安い商品は復元力がゆっくりなのでスムーズな寝返りができなくなりますし、体を支える十分な機能があるとはいえないからです。

さらに比較的早くへたってしまいますので、すぐに「あ~、買うんじゃなかった」なんて思ってしまうかも!!

だいたい1万円以上の商品を選ぶのがコツです。

肩やおしりなど、マットレスに直接当たる体の部分は硬めの商品もありますので、自分の体に合うかどうかまずはマットレスの上に寝てみましょう。

お尻が沈み込み過ぎるようなら、あなたの体には合っていません。

このとき気をつけるのは、「寝て確かめる」と言うことです。間違っても座って確かめてはいけませんよ。

座ったときは体重の95%がおしりが当たる部分に集中するので、実際に寝たときと比べて感覚が変わってくるからです。

買ってしまってから「なんだか思っていたのと違う・・・」なんてならないよう、マットレスは寝て確かめてくださいね。

最高の睡眠時間を得るためにも中途半端に妥協せず、気に入ったものが見つかるまで根気よく選びましょう。


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