慢性痛
長引く腰痛は慢性、ぎっくり腰は急性の痛みです。
同じ痛みでも急性痛と慢性痛では根本的に大きく違うのはご存知ですか。
急性痛は体の危険を知らせる守護神ですが、慢性化するとやっかいなお荷物に変わります。
痛みが慢性痛と言われる状態になるのは、だいたい6ヶ月以上痛みを感じている時です。
急性痛は危険を回避するためのアラームですので、交感神経が緊張して興奮状態になります。 この場合は怪我の大きさと痛みの強さは比例します。
それに対して慢性痛では自律神経の変調がおき、心理的にはうつ状態で無力的になります。 そしてそこには怪我の大きさと痛みの強さに全く関係はありません。
急性痛は数ヶ月も続くと痛みが中枢神経に記憶され、さらに心因的な要素も加わって慢性痛になる可能性が高くなります。
したがって急性痛の時期に十分な対応をし、慢性痛に変わらないように注意することが大切です。
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